ふじ

ふじ

22cm×18cm

藤の花咲く様子を、髙尾独自の美意識、造形感覚で作品化している。そもそも自然の藤は花と葉が入り乱れているが、ここではその光景を造形的に整理して、葉は葉、花は花として集め、それぞれの世界をシンプルに強調している。それによって生まれる、二色の色彩が美しい対比となる。また藤の花びらの中の蕊は、まるでロウソクの炎のように黄色く、青みがかった花びらの冷えた印象のなかで、暖かみのあるアクセントになっている。

美術評論家布施英利

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