和

16cm×20cm

抹茶茶碗のような形の器に、抹茶のような緑色が映える爽やかな作品。作品のタイトルから和服姿の女性を連想させもするが、描かれている水辺の植物は、睡蓮を描いたモネの絵画を思わせる。印象派のモネは日本の絵画から大きな影響を受け、独自のスタイルを築き上げたが、髙尾淳子の作品もそれと似て、日本的であると共に西洋的な空気も湛えている。またガラスの質感は光の当て方、光の強さによって、まったく別の顔を見せるが、この作品の写真でも、上部と下部での色や輝きの違いを味わってほしい。

美術評論家布施英利

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