水

18cm×18cm

「水」というタイトルが語るように水の揺らめきや流れ、それに透明感が美しい作品。これは器の形態をしているから、轆轤を回すように、作品を回転させて鑑賞する(あるいは作品の周囲を回って眺める)のも楽しい。その時、水の流れは永遠の運動をはじめ、また鱗のような銀線の輝きは、水面のきらめきにもなる。そこにアクセントとして描かれたコガネムシが、色彩の対比としても、水色に対する鮮やかな緑や赤として引き立つが、同時に流れ動く水に対して、静止を感じさせるコントラストの効果となっている。それゆえに水の動きは、さらに引き立っている。

美術評論家布施英利

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