芽生え

芽生え

15cm×18cm

髙尾淳子さんの作品には花や虫、それに山などの風景など、自然の光景を写したものが多いが、脳の中で図版を構想し、無意識から湧き出るようにして生まれるデザインもあるという。この「芽生え」がそれで、作品のアイデアが生まれてきたさまを、そのタイトルに込めている。その形態は、水の中の無脊椎動物のような不思議な模様になっているが、何かの生き物の描写ではない。さまざまな生命の形態を脳の中で消化し、そこから生まれた模様である。それゆえ、色の面がつくる模様には髙尾独自の刻印がなされている。

美術評論家布施英利

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